【ポケモンY】ワイと蛙のカロス放浪記 30話
30話:ワタシ、アルバイトォォォォォ!!(発狂)
寂しがり屋のお爺ちゃんの元に、
ひょんな事から旅人のポケモンが居候し始めてから数日。
お爺ちゃん達の元に再び旅人がやってきた。
旅人はお爺ちゃんとポケモンの話を聞きながら、
ポケモンの幸せそうな様子を見て、とても嬉しそうな顔をした。
そして、去り際に旅人は言った。
「このポケモンはアナタのものです!
どうか、この子を宜しくお願いします!(脅迫)」と。
それからもお爺ちゃんとポケモンは幸せに暮らしていた。
ある日、ポケモンをくれた旅人が最高のトレーナーとして公の場で現れ、
テレビで大注目を浴びた時はお爺ちゃんもポケモンも喜んでいた。
・・・その時、お爺ちゃんは突然倒れこんだ。
心配するポケモンにお爺ちゃんは必死に「大丈夫」と掠れた声を出した。
大団円の様子をテレビが流れる中、
お爺ちゃんは大団円の中に居る旅人の姿を必死に眺めた。
ああ、旅人さん・・・。私の大切なポケモン・・・。
私はもう後がない・・・。もう、後が無い・・・・・・。
どうか・・・。どうか・・・・・・。
強盗事件の新たな手がかりが見つかるまで、
待機する事になった私は、一先ずシャドーに行く事にした。
目的はいつもの荒稼ぎ・・・じゃなく、Lv上げである。
実は先ほど、遠い地方を巡った人達からポケモンを沢山貰っていた。
その内の一人は恐れ多くも、主力ポケモンを全てくれたのである。
このポケモン達は遠い地方のポケモンリーグを制覇したポケモン達なので、
丁寧に扱わなければね。
そんなこんなでその主力メンバーのLv上げを一通りやったところで、
私はミアレに戻ってきた。
早速ポケセンに寄り、いつもの無敵メンバーに戻した後、ハンサムハウスに向かおうとした。
その時、私のホロキャスターが鳴り出した。
もしかして進展でもあったのかな?
マチエール『えっと・・・もしもし・・・にちは?
あの、あたし・・・マチエールだよ』
ハンサムだと思った?残念、マチエールちゃんでした!
・・・ってマチエールさん!?
マチエール『ホロキャスターていうの貰ったからメールしてみてるんだけど、
ちゃんと届いてますか?
聞きたいことあるから、暇な時にハンサムハウスまで来てくださーい』
マチエール、ハンサムハウスに居るのか。
強盗事件の事もある為、私は即座にハンサムハウスに向かった。
ハンサムハウスの中にはマチエールともこおが居た。
マチエール「あっ!いらっしゃーい!
ねぇ、にちは。
ハンサムおじさんは?
あたし、最近忙しくてココに帰って来れなかったの。
だからね、会いたいんだけど何処に行ったか知らないかな?」
最近忙しくて、ねぇ・・・。
てかマチエール、先日起きたこと覚えてないのかしら?
そう思った私であったが、
とりあえずマチエールにはハンサムが病院送りにされてる事を告げた。
マチエール「えっ・・・病院に居るの?どうしたんだろう・・・心配だな・・・」
あれ?ハンサムを病院送りさせた原因を作ったのは君だという事を、
もしかして気づいてない・・・?
もしかして、あの仮面の奴はマチエールでは無かった・・・?
いや、そんなはずは無い。
あの仮面の奴=マチエールという事はもこおが証明してくれた筈だ。
これはどういう事なんだろうか?
わざと振舞っているのか?それともマジで病院にいる理由を知らない?
マチエール「それに・・・病院に行くんだったら、ますますお金が要るよ・・・。
あーっ!いっけない!もう時間だあー!!
行って来るね!もこお!またね、にちは!」
もこお「ふんにゃにゃにゃー」
ああ、行っちゃった・・・。
一体何の用事なんだろうね(棒)
マチエールがハンサムハウスから出ると、すれ違うように男性が入ってきた。
男性「失礼いたします・・・。ココがハンサムハウス。
そして、アナタ様はにちは様ですな?」
お、私の名前を知ってるのか。
ってカロスで有名になったんだし、知ってるのも当然か。
男性「真に突然で御座いますが、お願いが御座います。
にちは様のお力、試させて頂けませんか?」
おーおー、こんなところに足運んでまで私に挑戦したいのか。
まぁ良いでしょう、それでは勝負しましょう。
と、言うわけで執事の人との勝負に勝った。
男性「・・・流石で御座いますな。
やはり、にちは様の実力は天下一品・・・。
元フレア団幹部である私が敵わないのですから・・・」
ファッ!?お前フレア団の幹部だったのかよ!
スマートな馬鹿集団のメンバーとは思えぬ律儀な雰囲気と態度を示す執事。
とてもフレア団メンバーとは思えない。
私の知ってるフレア団は馬鹿ばっかだったと思ってたんだが。
男性「・・・さて、いきなりのご無礼をお許し下さい。
私は主の命を受け、こちらに参った使いの者。
我が主は仰いました、『貴女様の力を測れ』と。
そして、十分な力あらば自分の元へ連れて来いと」
成程ね。私は試されたと言うのか。
しかし主って誰なんだろう?
男性「おお!もうこんな時間!
主は気が短いお方!
あまりお待たせしますと私、厳しい罰を受けてしまいます!
さぁ!にちは様!
グランドホテル シュールリッシュのロイヤルスイートルームに
急いで向かって下さいませ!!」
主はドSかな(震え声)
そんな訳で早速、指定された高級ホテルの5階ロイヤルスイートルームに来た。
そこにはなんと、ポケモンリーグ戦で勝負を挑んだ四天王の一人、
パキラが待ち構えていた。
ドSな主とはこの人の事か・・・。なんか腑に落ちないな。
彼女の印象はなんだって事務的な言葉を発する丁寧な人だと思うんだけど・・・。
パキラ「・・・遅かったわね、にちは。
取引とは言え、この私がわざわざ時間を割いているのに・・・!
まぁいいわ。あなた、勝負をなさい。
ハートに火がついたままでは、お話なんて出来ませんから!!
心の中、フツフツと燃え上がってるの!!」
あ、あれ?この人こんな熱い人だったっけ?
てか事務的なキャラがさっぱりと消滅してるんですが、それは大丈夫なんですかね?
完全にオフモードに切り替えてるのかな?
という事でパキラとの勝負に勝利しました。
まぁ、相手は何故か一匹しか持ってないからね
パキラ「・・・よろしいでしょう。では要件に移ります。
まずはエスプリと名乗るトレーナーの正体です」
・・・ちょっと待って。
何でパキラさんがあの仮面の正体を知ってるの?
パキラ「『彼女』はイクスパンションスーツという、
特殊なスーツを着込んだマチエールという少女。
・・・そして、イクスパンションスーツを開発したのは
ドクター・・・・・クセロシキ。
そう、貴女は知っているわね。彼がフレア団の科学者だと」
本日二回目のファッ!?
クセロシキって確か六道聖親方の語尾を喋るキチガイ科学者だったよね。
あいつには色んな意味でやられたと思ってたから鮮明に覚えてるわ。
という事は今回の一連の事件の実行犯はイクスなんちゃらを着たマチエール、
そして黒幕はクセロシキと言うわけか。
・・・で、なんでアンタがそのイクスなんちゃらの事をココまで知ってるのかね?
フレア団の科学者でもあるクセロシキの存在まで知ってる素振りを見せてるし。
パキラ「・・・さて、ココからが本題です」
その言葉に思わず息を飲む。
パキラ「・・・手段は問いません。
あなたにドクタークセロシキを処分してきて頂きたいの。
理由は・・・強いて言うなら」
フレア団のプライドを守る為
パキラ「貴女とは相容れなかったけれど、こちらにも正義はあったのよ。
今更汚されたくないわ」
なんてことだ・・・なんてことだ・・・(吉見)
パキラ、フレア団の一員だったのか・・・。
そりゃクセロシキの事も知ってる筈ですわ・・・。
よくよく考えれば色々と複線が張っていたわね。
フレア団ボスのフラダリが開発したホロキャスターでキャスター役を受けていた事。
リーグ戦の説明の時もフレア団について触れていたな。
そしてあの執事は元フレア団幹部。
パキラ「それに、マチエールって少女がエスプリとして、
犯罪に手を染めるのは望まないはず・・・。
彼女を助けないのならば、クセロシキを止めるしかない。
彼等が居る場所までは私が案内します。
さぁ、今すぐフラダリカフェへ行きなさい。
死ぬかもしれないという覚悟と生きる為の準備をして」
まるでこれから殺人事件が起きる事が約束されてるんじゃないですかー!ヤダー!
ちょっと私、ガチで逃げても良いですかね?
とはいえ、今のパキラに逆らったら何かされそうな気がするので、
ココは大人しくフラダリカフェに向かった。
そこには既にパキラが待っていた。
パキラ「あら、早かったのね。言い心掛けよ。
私、待たされるの嫌いだもの」
貴女に逆らったら私、最悪この世に戦力外通告されますからね・・・。
パキラ「では行きましょう。
さっさと付いて来なさい」
私とパキラはフラダリラボへと通じる穴の中に入り、
その先にあるエレベータまで進んだ。
パキラ「クセロシキはラボの隠されたフロアに居ます。
一握りの幹部だけが存在を知る裏フロアに」
パキラはエレベータの側に向い、何かの操作を始めた
・・・一握りの幹部だけが存在を知る裏フロアねぇ。
という事は、その裏フロアを知るパキラも優秀な幹部並みの実力があるって事か。
四天王という職業をやってるし、フレア団内の格は非常に高いのかもしれないね。
パキラ「エレベータ・・・このパネルに特殊なパスワードを入力・・・。
これで良いわ・・・。フラダリラボの裏フロアへ侵入出来るようになりました。
そこにクセロシキ・・・そしてエスプリも居るでしょう。
では、私はこれで。
・・・裏フロアはココと同じ構造になっています。
フレア団に立ち向かった貴女なら迷わない筈」
パキラは一緒に行かないのね。
パキラ「・・・改めて言っておきます。クセロシキの処分を。
・・・それと。貴女の相棒・・・煮ても焼いても食えないあいつに伝えておいて。
・・・私は約束を果たした。
あなたが約束を破ればどうなるか分かるでしょ・・・と。
では、失礼」
そう言ってパキラはさっさと去って行った。
・・・それってハンサムの事?
てことは事前にハンサムと話し合ってたのね。
あの中年、病院を抜け出してこっそりパキラと裏の交渉を進めていた訳か。
無茶をしやがるなぁ。
私は裏フロアと呼ばれる地下をエレベータから降りた。
エレベーターの目の前には科学者らしき人が居たので、軽く撃破しておきました。
その科学者の話によると、
マチエールの友達であるギャング達はココの警備のバイトをしているんだとか。
という事はアイツ等もマチエールが危ない事やってるのを気付いてるのかしら?
裏フロアを転々と探索していたところ、ミアレギャングの女二人と会った。
彼女等はバトルを申し立てたので、私は容赦なく撃破させ、彼女等の所持金を強奪した。
そしてついにマチエールとクセロシキが居るとされている部屋の付近まで来た。
奥の扉にはギャングの男のマルモルが待ち構えていた。
研究者の話だと、コイツは普段はサボってたらしいが、
今は警備らしい立ち位置に居るな。
やーやー。キミ、お勤めご苦労さんだね。
マルモル「おー!誰かと思ったらにちはさん!
こんなとこで何してんです?
え?オレっすか?オレはですね、ここで警備のアルバイトしてんですよ。
マチエールがさ、ココのボスにオレ達紹介してくれて。
でもさ、警備って言っても、こんなとこ誰もこねーし。
ぶっちゃけ退屈してて・・・」
成程ね。
ココはフレア団のごく一部の関係者しか知らない場所だし、
もしかしたら不審者は一生来ないかもしれない。
彼の言い分もよう分かるわ。
けど、そのうちの一人が裏切り、
この場所をフレア団を良く思ってない人達に知らされたら、
ココも大変な事になっちゃうんだよね。
そういうのを考えると、退屈でもちゃんと警備しなくちゃ駄目よ。
まぁそれを今、私が起こそうとしている訳だが・・・。
マルモル「つーわけで、暇潰しに勝負付き合って下さいよ?」
お、良いね。
そんな訳で彼とのバトルに勝利しました。
マルモル「あっという間に負けちまった!!やっぱアンタつえーよなー」
普通の人達とは鍛え方が違いますからね(白目)
マルモル「しかしちっとは暇潰せたけど、
バイトの上がりまでまだ時間あんだよな・・・。
へへ!そうだ!!ちょっとコッチ来て下さいよ!」
マルモルはそう言って奥の部屋に入っていった。
ちょっと・・・。そこは部外者が最も立ち入っては駄目な部屋じゃないの?
でもまぁ良いかと軽く受け流し、私もマルモルに続いて奥の部屋に入っていった。
奥の部屋の様子を見るからには、ココは資料室のようだ。
ってかココ、表フロアの資料室で見た光景と殆ど同じだな。
科学者が言ってたけど、本当に表フロアと裏フロアの構造同じなんだな。
マルモリ「じゃん!じゃじゃーん!!
この部屋なんすけど、普段誰も入れるなって厳しく言われてんですよ。
つまり、スゲーもんが閉まってあるって事でしょ?
オレも暇でやる事もねーし、
ちょっと部屋の中調べて宝探しでもしましょうや!」
おまッ!そんな事やったらクビ切られるどころか物理的に首斬られるぞ!
でもナイスだ。ココはどう見ても重要な書類等が隠されているっぽいし。
そんな訳で、私は本棚にある本を全て調べた。
内容はイクスパンションスーツの仕様とその臨床テストの記録が記されていた。
イクスパンションスーツの仕様は以下の通りだ。
1.トレーナー強化
スーツ型強化筋肉によって、着用者の運動能力を膨張させ引き上げる機能。
2.ボールジャック
頚部に装備したハッキング・ジャックにより、
モンスターボール内部にコンピュータウィルスを送り込み、
ボールをジャックする機能。
これにより、ボール内のポケモンを自由にコントロール可能。
また、ウィルスによりボール内のポケモンが持つパワーを
膨張させ引き上げる事が可能。
3.スニーキング
カクレオン及びメタモンの肉体組織原理を応用した光学式変身能力。
4.リモートコントロール
着用者の暴走反抗を防ぐ為、スーツ自体を遠隔コントロールする機能。
一般的なトレーナーを模した仮想人格AI再生機能。
なお、リモートコントロール下において、
着用者の意識は昏睡レベルまで低下する。
次に私はイクスパンションスーツの臨床テストの記録ノートを一通り読んだ。
記録ノートの内容を簡単に解説すればこの通りだろう。
・クセロシキはイクスパンションスーツの被験者を募集する為に、
アルバイトを募っていた。
その応募告知をたまたまマチエールが見かけた。
・マチエールが最近見かけない理由は臨床テストのアルバイトをしていたから。
・マチエールをスーツを着用し、
いざテストしようとするがマチエールがトレーナーでは無い事が判明。
やむなくマチエールにトレーナーの基礎を学ぶ事にした。
・クセロシキのポケモンを使いトレーナーの技術を学ぶ。
しかしポケモン達はマチエールに懐くばかりで戦おうとしなかった為、
テスト実行時はリモートコントロール機能を使う事にした。
・美術館のイタズラの犯人はエスプリであり、
その時のテストは全て良好に終えた。
・ボールジャック機能のテストを行い、
トレーナーのポケモンを奪っていったが、途中私に邪魔される。
・更に何らかの影響でリモートコントロール機能に通信トラブルが発生し、
一時制御不能となる。
マチエールへの影響を考え、テストを中断し、裏アジトに帰還させる。
・マチエールは幼女でも無く、小学生でも無かった。
と言ったところかな。
とりあえずマチエールが完全に白だという事には安心したな。
さて、事件の全貌が明らかとなった訳だが、
これからどうしようかね。
とりあえずマルモリに話しかけるか。
マルモリ「・・・そうっすか。
あるのはボールと書類だけっすか。
でも散らばってるモンスターボールは当然誰かのボールでしょ?
ハンサムのおじきと約束したし、
オレはもう人のボールは盗んだりできねぇからなー」
おお、偉いな。
その時、室内からチャイムが鳴り響いた。
マルモリ「お!バイト終わりじゃん!じゃあ、オレもう帰ります!
にちはさん、それじゃお先っす!」
おう、帰りは気をつけろよー。主に背後に。
さて、ココに居るのもアレだし、当人が来るまで部屋の外で待とうかしら?
そう思ったら、髪が残念なデブが部屋にやってきた。
やぁ、久しぶりだねクセロシキ。
クセロシキ「ヌー、何ゆえあの時リモートコントロール機能に異常が起こったのだ!?」
クロセシキは私を避け、部屋の奥へと歩く。
あれ?無視?
クセロシキ「・・・眠らせるのでは無く、精神をもコントロールすべきか?
だが、それではマチエールに負担が掛かりすぎるゾ・・・・・・。
!?おおー!オマエはあの時の!」
やぁ、久しぶりだねクセロシキ(2回目)
気付くの遅いわよ。
クセロシキ「成程、邪魔をしたのはオマエだったのか!わかったゾ!
よーし!オマエで実験だゾ!
イクスパンションスーツを着たエスプリがオマエを倒せば、
ワタシの科学力の凄さを証明出来るゾ!」
ほう、私とエスプリとの勝負か・・・。
いや、これは学習装置とエスプリの科学力勝負か。
沢山の機能を備え付けた万能科学。
持ってるだけで手持ちポケモンが強くなる脳筋科学の勝負・・・。
面白そうだが、どうせ結果は目に見えてるわね。
クセロシキ「よし、来るのだエスプリ!!」
クセロシキの掛け声に反応したエスプリは上から降りて来た。
お前は忍者か。
エスプリ「・・・」
クセロシキ「さぁ!戦え。エスプリと戦うのだ!」
エスプリ「・・・ボールジャック スタート。
・・・ウィルス イクスパンション」
と言うわけでエスプリとのバトルは3連戦あったが全て楽に勝ちました
クセロシキ「ほらほら、まだまだ続けるゾ!
それともオマエ疲れたのか?
だが、ワタシが開発したイクスパンションスーツを着込んだ
エスプリの肉体は勿論、精神も限界はないのだゾ!」
苛めに見えるレベルで圧勝してたからそこまで疲れはないんですが、
それは大丈夫なんですかね・・・。
??「ふんにゃーっ!!」
再び戦闘に入ると思いきや、後ろから聞き覚えのあるポケモンの声が聞こえた。
すると、部屋からもこおとハンサムが入ってきた。
クセロシキ「ヌッ!?」
ハンサム「・・・そこまでだ」
クセロシキ「ヌヌッ!?
何だオマエ達は!何ゆえココに来たのだ?」
ハンサム「もこおはエスパーなポケモンだ。
心通わせるマチエールの居場所など分かって当然・・・」
クセロシキ「勝手に入ってくるなんてオマエ達犯罪だゾ!」
今日のお前が言うなスレはココですか。
ハンサム「・・・本来はそうなのだろう。
だが、わたし達はごく普通にエレベータに乗ってきたのだ。
にちはクンはわたしの大切なバディ!
ピンチとあらば野を超え山超え海超えて駆けつける!」
ピンチって程じゃなかったんですよね・・・。
でも助けに行くのは有難いことです。
クセロシキ「グヌヌ・・・だが、ワタシは捕まらないゾ。
いけ!エスプリ!皆をやっつけるのだゾ!!」
エスプリ「・・・・・・・・・」
ハンサム「やめろ!マチエール!!」
もこお「ふんにゃー!!」
クセロシキ「ムダムダ!何をいってもムダだ!
マチエールには届かないゾ。
スーツをコントロールしているのは、このワタシなんだゾ!」
ハンサム「聞こえるか!!マチエール!!
お前が目覚めればきっとスーツのコントロールからも自由になれる!
だから起きろ!起きてくれっ!マチエール!マチエール!!」
エスプリ「・・・・・・・・・」
クセロシキ「科学の力は凄いのだゾ!聞こえる訳ないのだ!!」
その時、もこおは駆け出して私達とエスプリの間に入った。
もこお「ふんにゃーにゃにゃ!!ふんにゃーにゃにゃ!!」
ハンサム「もこお!下がるんだっ!!」
もこお「ふんにゃ!?」
もこおは残念そうな表情をしながらも、ハンサムに言われたとおりに下がった。
それと同時にエスプリに異変が起きた。
エスプリ「・・・グッ」
そう言うと更に異音が聞こえ、エスプリは頭を抱えて叫んだ。
エスプリ「グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
クセロシキ「グヌウウ・・・何故だ・・・。何故こんな事が起きるのだ・・・?
ええい、こうしてやるゾ!!
リモートコントロール機能制御モード パワーマックス!!」
クセロシキはリモコンみたいなものを操作すると、
エスプリは頭を抱えてた手を解き、静かに佇んだ。
ハンサム「くっ!にちはクン!いけ!いくんだっ!!
マチエールをとめてくれっ!!」
さて、もう一仕事しますかね。
私はエスプリに近づく。
すると、エスプリは再び頭を抱え始めた。
エスプリ「・・・グワアッ!!」
これは速攻に決めないとアレだね、アレ。
と言うわけでエスプリのバトルを速攻で終わらせました。
てか今度の手持ちはクセロシキのポケモンだったな。
エスプリ「・・・グワワッ。
グワアアアアアアアアアアアアッーーーー!!!」
ハンサム「もうモンスターボールはないぞ!戦いをやめろ!マチエール!!」
クセロシキ「・・・・・・・・・」
エスプリ「グアアアッ!!グアアアアアアッ!!!」
ハンサム「くっ・・・マチエール・・・どうすればいいんだ・・・」
クセロシキ「・・・・・・・・・」
エスプリ「グワアアアアアアアアアアアアアアッーーーー!!」
クセロシキ「リモートコントロール機能制御モード オールストップだゾ」
そう言うとクセロシキはリモコンみたいなもので操作を始めた
すると、エスプリは再び頭を抱えてた手を解いた
エスプリ「グアアアッ!!・・・・・・・・・」
ハンサム「おい!マチエール!!大丈夫かっ!?」
エスプリ?「・・・・・・うう」
クセロシキ「リモートコントロール機能をオフにしただけだ。
何の問題もないゾ」
ギャグにならないレベルで叫んでたんですが、
それは大丈夫なんですかね・・・?
ハンサム「なに?」
マチエール「うう・・・うーん・・・むにゃむにゃ・・・ふわあーっ・・・。
ふああ・・・んん・・・んん・・・クセロシキおじさん・・・。
もう今日のテストはお終い?」
クセロシキ「ああ・・・オシマイだゾ・・・
ご苦労だった、マチエール
これでテストは全てオシマイ。
オマエのアルバイトもオシマイだゾ」
マチエール「ふーん、そっかぁ・・・。
それじゃあ、また何か新しいお仕事探さないといけないな・・・。
ってあれれ?何で皆居るのー?
ココでアルバイトしてること、
皆ナイショだったのに?」
ハンサム「おい・・・マチエール・・・お前、大丈夫か・・・?」
マチエール「ん?大丈夫って何で?あたし、ずっと寝てただけだよ。
ココのお仕事はこのスーツを着て寝るだけのお仕事なの」
マジかよ、そんな仕事があるんだったら私にも言っても良かったのに。
そういや資料にもリモートコントロールが機能している際は、
着用者は昏睡状態になるって書いてあったな。
マチエール「・・・ってハンサムおじさん?
何でココに居るの?病院じゃなかったの?」
ハンサム「あっ、ああ・・・いや・・・アレだな・・・。
今日だけ特別に外出の許可が下りたのだな。
そうしたらマチエールの顔がどうしても見たくなってしまってな。
アルバイト先を探してついつい来てしまったのだよ!」
探偵だからねー、これぐらいは楽勝でしょうねー(棒)
マチエール「ふーん・・・そっかぁ・・・。
勝手にお仕事始めちゃったし、
怒られちゃうと思ったからナイショにしてたのに・・・。
やっぱりハンサムおじさんって凄い探偵さんなんだね」
ハンサム「いっ、いかにもだ!
えっ、ええと、ではマチエール!食事の買出しを頼む!
私はこれからクセロシキさんと、
ややアダルトな話があるのだ!」
アダルトな話(意味深)
これはアッチ系のビデオ出演の話をしますね、わか・・・ゴホン。
マチエール「はーい、わかったー!それじゃあ、先に帰ってるね!
じゃあ皆も一緒に帰ろ!にちは!もこお!」
そうだね、ココはハンサムに任せても大丈夫そうだね。
私とマチエールともこおは一先ずフレア団アジドから出て、
買い出しを済ませてから、ハンサムハウスに戻ったのであった。
次回に続く
*ハンサムイベント終了まで手持ちポケモンの戦果と捕まえたポケモンとデータは省略します。
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