【ポケモンY】ワイと蛙のカロス放浪記 31話

寂しがり屋のお爺ちゃんは、察しがついた。

自分はもう、この世に居るのは長くない、と。

お爺ちゃんは病に苦しみながらも、ポケモンをあげた旅人に手紙を書いた。

書き上げた手紙はポケモンを入れたモンスターボールと一緒に置いた。

 

そして、少ない時間の中。

彼はポケモンとの楽しい思い出を巡りながら・・・。

幸せそうに微笑んだ彼は。

 

静かに・・・・・・。

 

 

 

 

 

31話:笑顔

 

 

 


 

資料がそこら辺の棚に至る所に置いてある部屋。
そこはさっきまで行っていた戦闘が嘘のように静かになっていた。
そして、その部屋には探偵ハンサム元フレア団の科学者クセロシキが居た。

ハンサム「では少し話をしましょうか。ドクタークセロシキ・・・」
クセロシキ「ああ、構わないゾ。ハンサムと呼ばれる男」

ハンサムクセロシキはフラダリラボから出て、
ハンサムハウスに向かった。
中には誰も居ない事から、
まだマチエールもこおは帰っていない様子だった。

ハンサム「マチエールが食事の買出しをしているうちに話を終わらせたい。
     ドクタークセロシキよ・・・。
     今一度確認させてもらう。
     今回の騒動の犯人・・・あなたで間違いないんだな?」

クセロシキ「ああ、そうだゾ
      美術館の壁画を汚したのも、モンスターボールを盗んだのも。
      リモートコントロール機能を使い、

      エスプリを操作したワタシの仕業。
      マチエールはスーツの中で何も知らずに寝ていただけだゾ。
      反抗には一切無関係。お前が疑う必要なし」

ハンサム「そうか・・・」
クセロシキ「だからお前が捕らえるのはワタシだけでいいのだゾ」
ハンサム「・・・結構。あなたの証言を信じよう」
クセロシキ「マチエールは良い娘だ。馬鹿だが身体は丈夫。
      そして心が純粋。
      純粋・・・・・・ひとつの事に打ち込む力は、
      あらゆる研究を成功に導く為の必要条件。
      ・・・ワタシの悲願であるイクスパンションスーツの開発は
      マチエールによって成功したゾ。
      イコール思い残す事は無いのだ。
      さぁ、ワタシを連れて行け」

ハンサム「・・・分かった。
     準備が整い次第、署まで同行願おう。
     ・・・さて、国際警察としてのワタシの話はココで終わりだ。
     ・・・今からはマチエールの保護者代わりのハンサムとして、
     あなたと話をさせてほしい」

クセロシキ「ヌ?」
ハンサム「・・・今日はもう暫くマチエールや私と共に過ごして頂けませんか?
     ・・・彼女はどういう訳か、あなたの事を慕っています。
     この後の皆での食事も楽しみにしているようだ・・・。
     だから・・・事の真相を伝えるのは幸せな時間を
     過ごした明日にしてやりたいのです」

クセロシキ「・・・」
ハンサム「ドクタークセロシキ・・・」
クセロシキ「・・・・・・ハンサムとやら・・・お前は愚かだな・・・。
      だが、感謝するゾ」

 

 

次の日、他の人から引き受けた例の主力メンバーをある程度Lv上げし、
再びミアレに戻ってきた私は、ハンサムハウスに向かおうとした。
その途中、私のホロキャスターが鳴り出した。

マチエール『もしもし、にちは聞こえますか?マチエールだよー。
      素敵なニュースがあるので、
      ハンサムハウスに来てくださーい!』

お、なんだろう?とりあえずハンサムハウスに向かうか。

 

私は早速ハンサムハウスに訪れた。
ハンサムハウスにはマチエールの姿があった。

マチエール「もおー!遅いよー!にちは!
      さっきメールでも言ったけど良いニュースがあるんだよー!
      あのね!あのね!ハンサムおじさん、
      退院して帰って来るんだってー!!
      だからね、皆でおじさんをお迎えしてお帰りなさいって、
      言ってあげようよー!」

ハンサム、腹の具合良くなったか。
しかしマチエールは元気だねー。
その時、ハンサムハウスにもこおがやってきた。

もこお「ふんにゃにゃ~」
マチエール「あ!もこお、お帰りー!
      もこおも一緒におじさんのお迎えしようね!」

もこお「ふんにゃっ!ふんにゃにゃっ!!」
マチエール「あれ・・・何かな・・・。もこおが何か持ってる・・・」
もこお「ふんにゃっ!」

もこおは持っていた物をマチエールに渡した

マチエール「これって・・・お手紙・・・?
      ハンサムおじさんから見たい・・・。
      にちは・・・。あたし読むね・・・」

そう言って、マチエールはハンサムの手紙を読み上げた。

 


 

親愛なる仲間達へ。

突然の手紙で失礼する。
わたしだ。ハンサムだ。
今日は皆に伝えなければならない事があり、筆を執った。
どうか、心して読んでほしい。

・・・まず、このハンサム。実は国際警察なのだ!
驚いただろうか?驚いただろうな!
そして皆は今、入院するわたしを心配している事だろう。
・・・だが、実は入院はウソ。
わたしは健康そのものなのだ。
入院を装ったのは皆に危険が及ばない為の作戦。
とは言え、騙した事は事実・・・。
本当に申し訳なかった。

と言うところで本題に入ろう。
とあるヤマが解決したので、わたしは間もなくカロスを旅立つ。
寂しいが皆ともお別れだ。
今まで有難う。そして、さらば。


P.S. にちはクン。
今までのお礼として、
君にはわたしのいかしたコードネーム『ハンサム』の名を贈ろう。
そして、マチエールにもこお。
君達にハンサムハウスを譲る。
物件丸ごと買い取ったので家賃の心配は無用だ。
どうか、好きに使ってくれ。

 


 

・・・なにこれ。

マチエール「・・・ちっちょっと。何なの、これ・・・。
      こくさいけいさつって何・・・?」

なんだよ、コレ・・・。

マチエール「いっちゃうって何で・・・?何で・・・・・・?」

何、言ってんのよ・・・。この無能中年探偵・・・。

マチエール「何で黙っていっちゃうの・・・?
      やだよ・・・。
      あたし、ハンサムおじさんが居なくなっちゃうなんて、やだ・・・」

ちょっと・・・それは流石に・・・ないわ・・・。
あまりにも唐突すぎるわよ・・・。
ハンサムが国際警察という事とか、
不格好なコードネームを貰ったのはこの際どうでもいい。

マチエール「・・・多分、まだそんなに遠くには行ってないよね・・・。
      にちは!あたし、探しに行ってくるっ!!」

もこお「ふんにゃにゃーっ!!」

マチエールもこおハンサムを探しにハンサムハウスから出た。
私も出ようとしたが、ふとハンサムの机に置いてあるメモを見つめる。
私は机のところに向かい、机の上にあるメモを読む。

 


 

ハンサムメモ にちはクンへ

もこおに渡した手紙は読んで貰えただろうか?
こちらには改めて、キミへの感謝と謝罪を記す。

バディであるキミに騙す形になった事。
本当に申し訳ない。
国際警察のルールにより、
わたしはどうしても正体を明かす訳にはいかなかったのだ。
わたしのバディになってくれた事、心から感謝する。
短い間だったが、キミとコンビを組んだ思い出は、わたしの一生の宝だ。

先の手紙に書いたとおり、わたしの任務は終わった。
ホシであるクセロシキを護送し、この地を去らねばならない。
マチエールは慌てるだろうが、
バディであるキミならばわかってくれる事と思う。

今まで有難う。

キミのバディ ハンサム

 


 

・・・気に入らない。
全て、ハンサムの掌に踊らされた気分だ。

けど、相手は大人・・・しかも国際的に活動している凄腕の人。
過酷な経験を味わった人だからこそ、数々の事件を解決したんだ。
今回だって、ハンサムの国際警察としての勘と推理と経験があったからこそ、
事件解決へ向けて走り出す事が出来たんだ。
最初は嫌と断言した私が言うのもなんだけど、
そんな人と一緒に過ごした時間は決して楽しくなかったとは言えないと心から思う。

分かってはいるけど・・・。
・・・子供みたいな考えだと思われてもいい。

 

・・・私もこの別れ方は嫌だ。

私達に内緒で遠くにいくなんて、ズルイわよ・・・。

 

私はハンサムを探しにミアレ中を探し回ろうとした。
だがなんてバッドタイミング。
ミアレギャングの一人マルモリがやってきた。
ギャグ経路を突っ走るこのプレイ日記としては珍しいシリアス展開だったのに、
なんでどいつもこいつも水を差すんですかね(困惑)
これはアレか、ギャグ路線の宿命なのか。

マルモリ「チース!にちはさん!暇だから遊びに来たぜ!!
     あっ!そうそう!マチエールと会いましたけど、
     スゲー慌ててた見てえでしたよ?
     あいつなんかあったんすか?」

まぁ、ちょっとした事情があってね。
とりあえず、コイツへの現状の状況を説明するのは後回しにしよう。

マルモリ「って、にちはさんまでどっか行っちゃうんすかー?
     せっかく遊びに来たってのに皆マジ冷たいっすよ!
     さっきはさっきでハンサムのおじきも、これからミアレ美術館だ!
     って構ってくれなかったし、寂しいぜ!」

あ、今ミアレ美術館に居るのか。サンキューマッル。
とりあえず後でバトルしてあげるから、
お金沢山持ちながら待ってて、どうぞ(ゲス顔)

 

そんな訳でミアレ美術館に到着した私は早速ハンサムを探した。
だが、ハンサムらしき人は見かけず、
気付いたら3階の例の壁画の前に居た。
あ、壁画の落書きがなくなってるじゃん。

私は壁画の前に居る館長に話しかけた。

館長「・・・ああ、キミは何時かの物好きなお客さん・・・。
   以前汚された壁画の修復が終わったんだよね。
   それにね、つい先程まで警察の方が見えていてね。
   この事件の犯人も逮捕したと伺ったよ」

警察の人ってハンサムかな。
とりあえず、この美術館の中には居なさそうだし、一端外に出るか。

受付のところまで戻ると、
この前話しかけてきた少年が立っていた。

少年「あ!こないだ壁画を見に来てた子じゃん!
   知ってる?ラクガキの犯人が捕まったんだってさ!
   館長と警察の人が話してるの聞こえちゃって!
   ・・・ただ、何か変だったな。
   さっき、その警察の人とすれ違ったんだけどさ、
   何だか寂しそうな顔してたんだよね」

成程ね。
あの中年馬鹿、そんな顔をするんだったら、
こんなバカな事をしなければ良かったのに・・・。

美術館に出た私は再びハンサムを探そうとした途端、
ホロキャスターが鳴り出した。

マチエール『にちは!
      さっきね、クセロシキおじさんから連絡があったんだよー!
      ハンサムおじさんと一緒にフラダリカフェに居るって!
      あたし、もこおを連れて行くからにちはも急いで!』

Nice Xerosic.
私は早速フラダリカフェに向かった。


フラダリカフェの中に入ると、そこにはクセロシキハンサムが居た。
・・・何か取り込み中のようだ。

クセロシキ「だから返した!もう全て返したゾ!」
ハンサム「・・・そうか。
     エスプリが盗んだボールは全て持ち主に返ったか・・・」

クセロシキ「その通り!元通り!
      一緒に出頭してやるから、もうちょっとココで待て!」

ハンサム「一体何だと言うんだ。
     電車の時間もそろそろだと言うのに・・・」

クセロシキ「来てる!来てるゾ!」

どうもこんにちは。
おはようからおやすみまでピカチュウを見つめる、にちはです(威圧)

ハンサム「ぬおっ!!にちはクン!!どっ、どうしてココに・・・!?」
クセロシキ「わたしがマチエールに連絡したからだゾ!
      だからきっと直ぐにマチエールも来るゾ!」

マチエール「どこっ!?どこにいるのっ!?ハンサムおじさーんっ!?」

そう叫びながら、マチエールはフラダリカフェに入った。

クセロシキ「よく来たマチエール!」
マチエール「あ!クセロシキおじさん!連絡ありがとね!」

マチエールクセロシキに感謝の言葉を言い、
そしてハンサムの方に駆け出した。

マチエール「ちょっとハンサムおじさん!!
      すっごく探したんだから!!
      ねぇ・・・どうして・・・?どうして嘘付くの・・・?
      どうしてあたし達の事、置いて行っちゃうの・・・?」

ハンサム「す・・・すまん・・・。
     だが、手紙にも書いた通り、わたしは国際警察なんだ。
     事件があれば世界の何処でも駆けつけるのが仕事・・・。
     次の任務がわたしを待っているんだ・・・」

マチエール「じゃあじゃあ!あたしともこおも行く!
      ハンサムおじさんと一緒にけーさつでもなんでもする!」

ん?今なんでも・・・ていう雰囲気じゃなかったね。

ハンサム「有難う・・・マチエール。
     だが、お前達を連れて行くことは出来ない」

マチエール「なんで!なんで!!
      あたし、ハンサムおじさんの助手だよ!」

ハンサム「ではマチエール・・・。
     今をもって、お前はわたしの助手を卒業だ・・・。
     ・・・そして、この瞬間からお前を

     ハンサムハウス2代目所長に任命しようっ!!」
マチエール「えっ・・・」
ハンサム「いいか、マチエール。
     お前はこの街に生まれ、育ち、暮らしてきた・・・。
     ずっとミアレシティを見つめてきたお前にだからこそ、

     街の為に出来る事がある!
     だから、どうかわたしに代わってミアレの平和を守ってくれ!」

マチエール「そんなの勝手だよっ!!
      ねぇにちは!!ハンサムおじさんになんか言ってよ!!」

・・・。
確かにこの中年馬鹿の言ってる事は大人では有り勝ちな勝手な言い分だろう。
子供だからこそ、マチエールの言ってる事には大筋同意出来る。
けど、さっきも言ったが私は分かるんだ。
国際警察は素人が手を出すような仕事ではない事を。
決して私達の手には届かない危険な仕事だという事を。

ハンサム「止すんだ、マチエール・・・。
     にちはクンは、もう全て分かっている・・・。
     なんと言っても、にちはクンはわたしのバディ・・・。
     二人の心はいつでも以心伝心なんだ・・・」

もこお「ふんにゃ・・・」
ハンサム「もこおよ・・・お前もそんなに悲しそうな顔をしないでくれ・・・。
     例え離れ離れになっても、わたし達は繋がっている・・・。
     ハンサムハウスで暮らした最高の仲間としてな・・・」

クセロシキ「キズナ!キズナだな!
      見る事も存在する事も出来ない有り得ない概念。
      だが、わたしはキズナを否定しないゾ!
      国際警察とマチエールはキズナでリンクしている!」

なんて良い事を言うんだ。
やはりこの人は決して悪い人では無かったんだ(テノヒラクルー)

マチエール「・・・クセロシキおじさん」
クセロシキ「マチエール!ワタシのイクスパンションスーツをやるゾ!
      リモートコントロール機能は外したから問題ないゾ!
      2代目所長としてエスプリになり、ミアレを守るがいいのだ
      そして、わたしのポケモンも皆お前にやるゾ!」

マチエール「クセロシキおじさん・・・。
      クセロシキおじさんはとっても悪い事した人なんだよね。
      でも、あたしはおじさんの事好きだよ・・・。
      おじさんのポケモンとスーツ・・・ずっとずっと大切にするね。
      クセロシキおじさんとあたしの大事なキズナだもん・・・」

ハンサム「皆・・・すまない・・・。
     そろそろタイムオーバー、電車の時間だ・・・」

マチエール「・・・ハンサムおじさん。
      あたし、分かった・・・。あたし、決めたよ・・・。
      ハンサムおじさんの分まで頑張る!
      もこおもにちはも居るし、
      それにクセロシキおじさんがくれたポケモンもスーツもあるもん・・・。
      あたし、ハンサムハウスのにだいめしょちょうになるよ!」

ハンサム「頼んだぞ!マチエール!!
     これでわたしも安心して旅立つ事が出来る!」
クセロシキ「マチエール!ヘマをやらかすんじゃないゾ!」
ハンサム「では改めて・・・にちはクン!マチエール!もこお!
     ミアレの平和は君達に任せた!」

ハンサムは出口の方に向かい、その場で止まり、言った。

ハンサム「今まで有難う!いざ!さらば!」

ハンサムクセロシキはフラダリカフェから出た。
これでハンサムとはお別れか・・・。
マチエールは一端瞳を閉じ、そして暫くして再び瞳を開ける。

マチエール「有難う・・・さよなら・・・」

彼女は踏み止まった足を再び歩き出す。
ハンサムクセロシキからの使命を果たす為に・・・。

 

 

―――ハンサムハウス。
そこにはマチエールもこおの姿があった。
マチエールもこおの現在の住居・・・。
そして新しい物語の舞台・・・。

マチエールは机に置いてある写真立てを置いた
その写真には、ハンサムににちは・・・。
マチエールもこお・・・。
そしてクセロシキが一緒に並んで写しだしていた。

マチエール「これでよしっと・・・」

マチエールは、もこおの方へと向かう。

もこお「ふんにゃ~」
マチエール「ねえ・・・もこお・・・。
      ちょっとの間であたしたち、仲良しさんがいっぱいできたね・・・。
      にちはにハンサムおじさん・・・。

      それにクセロシキおじさん・・・」
もこお「ふんにゃ!ふんにゃ!」
マチエール「もこお・・・。
      『お父さん』ってあのおじさん達みたいな感じの人なのかなぁ・・・?」
もこお「ふんにゃ?」

マチエールは瞳を閉じ、そして"笑顔"を見せる。

マチエール「うふふ・・・ごめんごめん。。
      そんな事言われても、もこおだって分かんないよね。
      でも・・・良かったな・・・。いい人達に出会えて・・・」

もこお「ふんにゃ~♪」

こうして、にちはとハンサムマチエールもこおによる、
ミアレの一連の物語は、これでお終い。
だが、彼女達の物語はまだまだ続く・・・。

 

 

ミアレシティでの一連の出来事を終えた私は、
これからどうしようかと悩んでいた。
ってか例の主力メンバーの子達に、
ココのポケモンリーグに挑戦でもしようかしら?

そんな訳で早速、いつもの無敵メンバーから例の主力メンバーに切り替えた。
・・・ボックスを整理して思ったけど、
ヒャッコクシティのお爺さんとチュウさん元気にしてるかしら?

私は寄り道がてら、ヒャッコクシティのお爺さんの家に訪れた。
だが、家にはお爺ちゃんは居らず、
モンスターボールが地面に置いたままだった。
あれはチュウさんのモンスターボールか。
お爺ちゃんは何処に行ったんだろうか?

私はチュウさんが入ったモンスターボールを手にした。
その隣には手紙が置いてあった。

私は手紙を読み始めた・・・。

 


 

にちはさん。

君とピカチュウの優しさで"最期まで"笑って暮らせたよ。
身勝手だが、ピカチュウの世話をお願いします。

そして、彗星の欠片は気持ちです。
遠慮せずに受け取ってください。

 


 

私は暫く手紙を見つめていた。
あまりにも唐突の事で思考停止した。
そして、気が付ついた時には既に目から水滴なものが流れ始めた。

・・・・・・マジかよ・・・お爺ちゃん・・・。
・・・ああ、そうか・・・。
だから、お爺さんはポケモンをかしてほしいと言ったんだ・・・。

せめて、"最期"はポケモンと一緒に笑え合える日々を・・・。

幸せで、"笑顔"が溢れる暮らしを・・・。

私はふと、チュウさんが入っているモンスターボールを覗いた。
チュウさん・・・。きっと泣いているだろうか。
私はチュウさんにそっと語りかける・・・。

『大丈夫だよ。
 お爺さんは天国でずっと見守っている
 それに、私も居る。
 これからも、私と一緒に笑い会おうよ』と・・・。

私は目から流れた水を服の袖でふき取った。
もう、行かないとね・・・。
私はチュウさんが入っているモンスターボールを引き取ろうとした。


にちはは ピカチュウ
引き取ろうとしたが これ以上 連れて行けない!


・・・・・・・・・・・・・・・。

 

うあああああああああああああ!!!!!!!

しまったあああああああああああ!!!!!

うわあああああああああああああああああ

チュウさあああああああああああああん!!!!!!

うわろいじおえいfじおえふぃおえおふぃおじおああ!!!!

ちょっと待っててええええええええええええええ

アアアアアアアアア↑↑!!!!!!111

少女、誰も居なくなった家から発狂からの爆走。
その背中は色んな意味で泣いていたのであった。

【最終話:私とくずはとリーグ戦 に続く】

 

□ 現在のメンバー

・くされたケツ(ゲッコウガ) ♂ Lv94
性格:ゆうかん 特性:げきりゅう 持ち物:くろいメガネ 仲良し:5
強烈な臭いを放つケツを持つ最初の御三家枠。
最後の最後でリーグ戦で目立ち、こんを次いで活躍した。

・ピカおじょう(ピカチュウ) ♀ Lv96
性格:おくびょう 特性:せいでんき 持ち物:でんきだま 仲良し:5
お馴染みの俺の嫁もついにLv90の大台に突破。
四天王ズミを完封させたお嬢さん。

・バシャーモ ♂ Lv85
性格:いじっぱり 特性:かそく 持ち物:バシャーモナイト 仲良し:5
XYの新要素を触れる為に入れたポケモン。
ハンサムイベントで一番の活躍を見せた。

・リオたそ~(ルカリオ) ♂ Lv86
性格:いじっぱり 特性:せいしんりょく 持ち物:ルカリオナイト 仲良し:5
何卒使い勝手の良いポケモン。
ハンサムイベントでは出番なし。

・くずは(フシギバナ) ♂ Lv93
性格:なまいき 特性:しんりょく 持ち物:フシギバナイト 仲良し:5
プラターヌ博士から貰ったポケモン。
ガンピ戦で多少苦戦したが、
カルネ戦でのメガシンカ同士のバトルを制した。

・サンゴにゃん(ニャオニクス) ♀ Lv96
性格:おとなしい 特性:すりぬけ 持ち物:なし 仲良し:5
6番道路で出会い、主を駄目にした罪な猫。
カルネ戦だけ出場。

・こん(ニンフィア) ♀ Lv96
性格:ゆうかん 特性:メロメロボディ 持ち物:おまもりこばん 仲良し:5
ゲットして30分後にスピード進化をした、
ポフレを意図的に落とそうが決して怒らないぐう聖。
リーグ戦では一番の活躍を果たした。

 

□ サブメンバー

・ルシフェル(アブソル) ♂ Lv69
性格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:なし 仲良し:0
捕獲要員。
Lv16のマダツボミの敗戦は決して忘れられないだろう。

・アメトーーク(アメモース) ♂ Lv33
性格:おっとり 特性:いかく 持ち物:なし 仲良し:0
あまいかおり要員。
群れしか出てこないポケモンも居る為、捕獲に結構役に立つ。

・リーダー(ムクホーク) ♀ Lv36
性格:さみしがり 特性:いかく 持ち物:なし 仲良し:0
空を飛ぶ要員で何故か進化した。ただそれだけ。

・ラブ+ちゅう(ラプラス) ♀ Lv31
正確:すなお 特性:ちょすい 持ち物:なし 仲良し:0
滝登り要員。

 

□ 捕まえたポケモン

なし

 

□ データ

プレイ時間:419:02
バッジ:8個
捕まえた数:セントラル:85匹 コースト:79匹 マウンテン:47匹 全国:224
見つけた数:セントラル:138匹 コースト:142匹 マウンテン:100匹 全国:431

 

にちは

ピカチュウをこよなく愛する社会電気鼠。 ピカチュウも良いけど、フォッコとサンゴにゃんもええぞ!

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